あるく奈良-38 [万葉の春] ④ - 佐保川の佐保姫 -
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佐保川は奈良の奥山を水源とし、若草山の北麓を回って奈良市街を南西に向かって流れ、大和川に注いでいる。川沿いに植えられた桜並木は、大仏駅記念公園辺りから大和郡山市境付近まで、両岸約5キロにわたって延々と続く・・・
佐保川|大仏駅記念公園|奈良県奈良市|Googleマップ
(2017年4月9日撮影)
この桜並木は、江戸末期に奈良奉行の川路聖謨(かわじとしあきら)によって植樹されたと伝えられ、その後人々によって、堤防に沿って幾歳月をかけて桜の木々が植栽され今日に至っている・・・
そして、近畿の川沿いの桜並木の名所の規模を比べると、全長は佐保川を大きく上回るものはなく一番長いらしい。実際に歩かれた「奈良の声」の調べでは、桜の本数は右岸520本、左岸516本の計1036本となっている・・・
万葉の昔、佐保川北方に広がる丘陵地帯の総称の佐保山は、阿保山とか奈保山と呼ばれ、その佐保山には春を司る神霊が宿っていると考えられ「佐保姫」と呼ばれる女神が信仰された・・・
万葉集 第十巻 詠み人知らず
(阿保山 (あほやま) の桜の花は、きょうも散 (ち) り乱 (みだ )れているでしょうか、見る人もなく・・・)
と詠まれた、山桜の名所であったらしい・・・
万葉集 巻8 1433 大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)
(佐保川の川原の柳が鮮やかに芽吹いて春の訪れを告げています・・・)
佐保川の満開の桜堤を、大仏駅記念公園からJR大和路線 (関西本線) の踏切りを超えて、
近鉄奈良線の新大宮駅までぶらりと散策し家路につく・・・
(以下・参考サイト)
「佐保川と桜並木」
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若草山東麓を走る柳生街道の石切峠付近に発し、若草山北側を回り込むようにして奈良盆地へ出、奈良市街北部を潤す。奈良市新大宮付近から南流に転じ、奈良市と大和郡山市との境で秋篠川を併せる。大和郡山市街東部を南流し、同市南端付近の額田部で大和川(初瀬川)に注ぐ・・・
←(大仏駅記念公園)
https://ja.wikipedia.org/wiki/佐保川
佐保山(さほやま)は、奈良市佐保山町にあった山。また、阿保山・奈保山(法蓮町・奈保町一帯)を含む佐保川北方に広がる丘陵地帯の総称。西部の佐紀山と合わせて平城山丘陵を形成する。
周囲には聖武天皇ら皇族の陵墓が点在する。古くから桜の名所としられる地域であり、特に南部を流れる佐保川沿いの桜並木が有名である。この事から、佐保山には春を司る神霊が宿っていると考えられ、佐保姫と呼ばれる女神が信仰されている。
戦国時代、松永久秀によって佐保山に多聞城が築かれていた・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/佐保山
「奈良の声」1000本超 佐保川の桜並木 歩いて数えた・・・
佐保川は市中心部を南西に向かって流れていて、桜並木があるのは、同市法蓮町の下長慶橋から同市杏町の大和郡山市境までの区間。
歩く前に、市観光協会のホームページを確認した。佐保川の桜の本数はソメイヨシノ約1000本となっている。同協会に問い合わせたところ、詳しいことは県奈良土木事務所と市公園緑地課にとの返事。
結果は右岸520本、左岸516本の計1036本となった・・・
http://voiceofnara.jp/news188.html
http://4travel.jp/travelogue/10871839
佐保川沿いに延々と続く桜並木
幕末、奈良奉行を務めた川路聖謨(かわじとしあきら)によって植樹された古木であるとされます。川路が奈良奉行を務めたのは1846年からの5年間・・・
http://guide.travel.co.jp/article/9150/
佐保川(さほがわ)とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/佐保川-69686
奈良大和路~悠~遊~
http://pinbokejun.blog93.fc2.com/blog-entry-366.html
http://agua.jpn.org/yamato/saho/saho.html
http://www.kichijyuku.com/index.php?佐保川の桜
http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000042031
佐保川の桜と川路 聖謨
http://blog.goo.ne.jp/luckyhillson/e/e3e2f2130981b5a76ab0ca3cdf6ef970
母と歩く春の奈良☆佐保川沿いで、桜を愛でる~
http://4travel.jp/travelogue/10996348
阿保山(あほやま)の、桜(さくら)の花は、今日(けふ)もかも、散(ち)り乱(まが)ふらむ、見る人なしに
作者: 不明 第十巻
意味: 阿保山(あほやま)の桜(さくら)の花は、きょうも散(ち)り乱(みだ)れているでしょうか。見る人もなくて。
阿保山(あほやま)は、現在の奈良県奈良市の法蓮東垣内町(ほうれんひがしかいとうちょう)の不退寺(ふたいじ)の裏山といわれています。
阿保山の 桜の花は 今日もかも 散り乱ふらむ…
http://viewmanyou.web.fc2.com/101867_ahoyama.html
万葉の桜がしのばれる阿保山の桜
http://aoyamahudoki.lucky138.net/index.php?万葉の桜がしのばれる阿保山の桜
https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良
https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良時代
https://ja.wikipedia.org/wiki/天平文化
https://ja.wikipedia.org/wiki/万葉集
たのしい万葉集: 桜(さくら)を詠んだ歌
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/flower/sakura.html
第十九巻 : 今日のためと思ひて標しあしひきの
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/nineteen/m4151.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/奈良公園
奈良公園 Quick Guide
http://nara-park.com
公園マップ/奈良県公式ホームページ
http://www.pref.nara.jp/5815.htm
華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ
http://www.todaiji.or.jp
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